• 今年の振り返り

    鉄コ直播き4年目。

    ようやく「はえぬき」の収量で9俵半を確保して、

    その栽培のコツをつかんだような気がします。

     

    (そのポイント)

    ・播種時の圃場の状態

     →(種が沈まないようにあるていど硬くしめる)

    ・発芽してからの水管理

     →(湛水状態を続けると藻や表層剥離が邪魔をする。気持ち干し気味に推移させる。※ただしその際カラスの食害に気を付ける)

    ・適切な生育調節

     →(7月になると過繁茂になりやすい。作溝・中干しでしっかり生育調節を)

    ・穂肥を無理しない

     →(基本的なことだが、葉色や茎数を見て適正な穂肥をうつ。無理な追肥は倒伏のもと)

     

    以上のポイントを押さえながら、来年以降も「はえぬき」は安定して収量570kgを目標にする。

    そして飼料用米も徐々に移植から直播きにシフトして行って、高収量を目指すように努力していきたいと思います。


  • 刈取り2週間後の稲わら 回収直前(10月16日)
    畜産試験場の実験

    半月天日干しした稲わら。

    途中2回くらい天地返しした模様です。

    雨も降られたこともありましたが、順調に水分が抜けたようです。

    回収間近です。


  • 刈取り直後の稲わら(ふくひびき)(10月1日)
    畜産試験場の実験

    稲わらの乾燥実験です。

    コンバインで刈った稲わらをそのまま圃場で乾燥させます。

    2~3回天地返しのためトラクター専用機が入る予定です。

     

    わらが土に付かないように、

    ・株は散播のため密である。

    ・刈り高を高め15cmに設定

    という工夫をしています。


  • 刈取り前の排水対策

    「ふくひびき」刈取り間近の排水作業です。(9月25日)

    この圃場は用水路の目地が傷んで、水路から水が流入して

    枕地が乾かず苦労の多い田んぼです。

     

    この後畜産試験場の汎用コンバインによる刈取り

     →生籾の乾燥実験

    刈取り後稲わらの圃場での乾燥実験、のち回収

    と作業機が数回圃場に入る予定なので、できる限り

    田んぼを乾かしておきたいのです。

     

    排水対策としては、水路と枕地の間の明渠掘り。

    そして水路に溜まった水はポンプで強制排出しました。

    いずれにしても水路さえ水漏りしなかったら必要ない作業で、

    この時期は毎年やっかいな思いをしています。

     

    用水路のU字溝が古く陥没いているため、雨が降ると水が溜まり逃げていかない。
    用水路のU字溝が古く陥没いているため、雨が降ると水が溜まり逃げていかない。

  • ふくひびきの出穂

    6月に補稙して1本植えした「ふくひびき」は8月のお盆ころに穂が出てきました。

    写真は8月19日の様子です。

    粗く植えられ遅直りした分、葉色はかなり青々としています。


  • 6月末のイネ姿「はえぬき」

    6月30日の「はえぬき」です。

    順調に大きくなって、このころになると移植(田植した)圃場と

    見分けがつかなくなります。

     

    播種からおよそ2か月弱。

    ようやく移植に追いついてきたかなと安堵できる時期です。

     

    しかしこのまま傍観していると、7月には分けつが最盛期になり

    あっというまに過繁茂状態になったりします。

     

    したがってこれからの管理で重要なのは生育調節。

    作溝と中干しを徹底します。

     

    それから追肥は葉色を見て慎重に。

     

     

    10aの圃場 西
    10aの圃場 西
    10aの圃場 東
    10aの圃場 東
    広野字下中村40a(家裏) 鉄コ4年目。あいかわらず枕地と畔ぎわが揃わない。
    広野字下中村40a(家裏) 鉄コ4年目。あいかわらず枕地と畔ぎわが揃わない。
    広野字下中村20a(家裏) 消えてしまった四隅などは、田植えの余り苗をもらって補稙しました。
    広野字下中村20a(家裏) 消えてしまった四隅などは、田植えの余り苗をもらって補稙しました。

  • やはり藻が・・・

    補稙された「ふくひびき」の6月12日の様子です。

    湛水状態を続けているために、やはり藻がわいています。

     

    対策としてモゲトン粒剤をスポットで散布していますが、

    なんとかならないものでしょうか。

     

    この圃場は以前からよく藻が発生するところですした。

    あと少しの期間、藻が大量発生しないように見回りが必要です。


  • 点播は順調

    いっぽう点播した「はえぬき」は順調に生育しています。

    ここは今年初めて直播きした10a2枚の圃場。

    畔ぎわのイネミズゾウムシの被害もありません。

    (同じころの6月10日撮影)

    播種のとき心配された尻のほうの低くて水が溜まっていたところも、ちゃんと立派な株状になっています。
    播種のとき心配された尻のほうの低くて水が溜まっていたところも、ちゃんと立派な株状になっています。

  • あきらめて手植え

    カラスの大群に荒らされた「ふくひびき」無人ヘリ散播の圃場。

    まてと暮らせど苗が再生してくる気配がありません。

    部分的には助かった箇所もありますが。

    これはいかんと、あきらめて補稙することになりました。

     

    手植えする苗は「ふくひびき」の余り苗を自前のものと、

    村の人に声をかけて掻き集めました。

     

    貴重な苗も限りがあります。

    そこで補植は適当な感覚を開けながら、1本植えにすることにしました。

     

    作業は安藤さんが連れてきてくれた試験場のスタッフの皆さんと一緒に。

    横に並んで1本1本植えながら少しずつ前進していく様子は、

    私が子どもの頃の田植え(皐月さづぎ)の風景そのものです。

     

    補稙作業は6月8日から数回に分けて行いました。

    とにかく面積が60aもあるだけに大変な作業でした。

    補稙後の様子① 広野字田割40a
    補稙後の様子① 広野字田割40a
    補稙後の様子① 広野字田割20a
    補稙後の様子① 広野字田割20a
    補稙後の様子① 広野字田割10a ここは専用機で点播した圃場ですが、やはりカラスにやられてしまった。
    補稙後の様子① 広野字田割10a ここは専用機で点播した圃場ですが、やはりカラスにやられてしまった。

  • カラスの大群来襲

    6月始め、田んぼを見回っているとカラスの大群を見かけました。

    その数数百羽。

    おそらく砂丘地の西山をねぐらとしているカラスでしょう。

    嫌な予感がしたのですが、直播きの田んぼからは距離的に離れているので

    そんなに危機感は持っていませんでした。

    それが甘かった。

    ヘリで散布したふくひびきの圃場がやられました。

    ちょうど落水していたところに付いていたカラスの無数の足跡。

    見ると発芽していたはずの苗の姿が見えません。

    とりあえずカラスがまたやってこないように、湛水状態にしましたが、

    いったい苗は助かるのでしょうか。

     


  • 播種1か月のはえぬき(6月2日)

    播種後1か月が経過したはえぬきです。

    2回目の除草剤は5月28日に散布済みです。(忍粒剤)

    葉もだいぶ伸びてきましたが、ゲリラ的に発生する藻にまとわりつかれると

    蓋されてしまいますから。

    この時期、田んぼの見回りには藻対策で

    いつもモゲトンを携行しています。


  • ふくひびき発芽確認

    無人ヘリで播種した「ふくひびき」3週間後の様子です。

    試験場の安藤さんが発芽を確認しています。

    貴重な苗が浮いて隅に寄せられていました。
    貴重な苗が浮いて隅に寄せられていました。

  • 藻とわき(播種後3週間)

    発芽確認後、浅水状態を続けていたら

    やはりやっかいな藻が発生してきました。

    藻を消すにはモゲトンが有効です。

    それから田んぼの隅に寄せられたワキ成分(表層剥離)は

    撹拌して沈めてしまいますが、その部分はヘドロ状のものが堆積してしまいます。

    いずれにしても発芽籾の「蓋」になってしまいやっかいな問題です。

     

    藻にはモゲトンが有効
    藻にはモゲトンが有効
    この時期風下による浮きごみ(表層剥離など)
    この時期風下による浮きごみ(表層剥離など)
    浮いたヘドロ状のものは動散で風を送り、沈めてしまいます。
    浮いたヘドロ状のものは動散で風を送り、沈めてしまいます。

  • 無人ヘリ散播(5月7日)

    5月7日、今年も農業試験場とヤンマーの協力を得まして

    無人ヘリによる「ふくひびき」の播種作業を行いました。

    面積は昨年の17aから60aに増やしました。

    また畜産試験場ではこの圃場で、刈取り籾の乾燥実験と

    稲わらの回収実験を行う予定です。


  • 播種(5月5日)

    種子は10aあたりコーティング籾で7kg(乾籾4kg)準備しました。

    代掻き後湛水状態で4日おいて、昨夜落水しました。

    あまり早く水を落とすと、田んぼの表面が乾きすぎて硬くなるからです。

    頭の枕地など場所によってはもう少し表面が締まればと思うところもありました。

    風が強かったので、除草剤「オサキニ」の同時散布はやめました。

    昨年、播種後すぐ水を入れて発芽に影響したので、今年はこのあと6日間干して

    種を落ち着かせました。

    その後入水して、除草剤を散布しています。

    田んぼの表面を締めすぎなかったので、尻の旋回もスムーズに。
    田んぼの表面を締めすぎなかったので、尻の旋回もスムーズに。
    中の窪地に溜まっている水は・・・
    中の窪地に溜まっている水は・・・
    播種機の作る溝で薄く広がっていきます。
    播種機の作る溝で薄く広がっていきます。
    今年初めて播種する10a2枚の条件の悪い圃場。
    今年初めて播種する10a2枚の条件の悪い圃場。
    尻の窪地が柔らかそうで心配です。
    尻の窪地が柔らかそうで心配です。

  • 4年目の直播

    鉄コーティング直播4年目は、ほかの作付品種との関係で面積が縮小。

    「はえぬき」が110a、

    「ふくひびき」が95aで行うことになりました。

    なお「ふくひびき」の圃場60aは農業試験場とタイアップして

    無人ヘリで播種、除草剤散布、追肥を行う予定です。

     

農事組合法人 太ももの会  山形県酒田市広野字福岡628-2 TEL.0234-92-3660 FAX 0234-92-3659