• 来年の課題と対策

    来年はまず発芽と初期生育を揃えたいと思います。

    そして目標茎数を確保したら、しっかり生育調節をして

    適正に穂肥を打てるようにしたいと思います。

    秋に安定して品質のいい米を、標準的な収量を上げ続けるのが目標です。

     

    そのために課題と対策を、

    ・種籾を焼かない

     ⇒水を掛けすぎないで、放熱に気をつける。

    ・イネミズゾウムシ対策

     ⇒越冬地である畦を塗って個体数を減らす。発芽後にトレボン粒剤を散布する。

    ・アオミドロ対策

     ⇒こまめに田んぼを見回って、落水やモゲトンなど早めに対策を取る。

    ・倒伏させない

     ⇒元肥を増やしたから苗立ちや初期生育が良くなるわけでもない。

      田んぼに合った適正な元肥と適正な追肥。

    ・田んぼの均平化

     ⇒まだまだ高低差の大きい田んぼが多い。あきらめずにこつこつと高低均しをする。

    ・除草剤

     ⇒効きを良くするために、全面積畦を塗る。また尻にはマルチを張る。

    ・生育調節

     ⇒目標茎数に近づいたら、速やかに中干、溝きりを行う。(基本技術の励行)

     

     


  • 今年の反省点

    今年の反省点としては、一番にはイネの生育が揃わなかったことです。

    発芽が揃った田んぼと揃わなかった田んぼの落差は大きいものでした。

    発芽が揃わなかった田んぼの原因としては、以下の理由が考えられます。

    ・種籾を焼いてしまったので、一部発芽不良籾が混入した。

    ・発芽したが、イネミズゾウムシに齧られて消えてしまった。

    ・アオミドロや藻に覆われて消えてしまった。

     

    また比較的発芽が良かった(揃った)田んぼでも、

    肥料が多すぎて倒伏させてしまった田んぼが多かったのは残念でした。

    いくら「はえぬき」だとはいえ、元肥の量を増やしても

    発芽や初期生育はよくなるものではありません。

     

    結果、ちゃらちゃらイネとゴージャス倒伏イネが大半になってしまい、

    登熟後半天気に恵まれたにもかかわらず、くず米どっさりイネになってしまい

    収量は上がりませんでした。

     


  • 収穫

    直播きはえぬきの収穫は10月2日~7日で行いました。

    倒伏した圃場も少なくなかったので、刈取班には苦労をかけました。

    9月下旬にいい天気が続いて田んぼが固くしまったのが何よりです。

    タウコギ多発田では刈取籾に花の部分がたくさん混ざって、青臭くなりました。

    残念ながら収量は期待できそうにありません。


  • 大倒伏した田んぼは

    9月半ばの台風18号により大きく倒伏したはえぬき。

    2週間後の画像です。

    お天気に助けられました。

    その後半月間、雨らしい雨が降らなかったので

    それなりに登熟が進みました。

    それに田んぼもよく乾きました。

    これが雨降り年だったとしたら、稔りは進まない、

    田んぼは乾かなくてコンバインが入れないで

    たいした苦労したことでしょう。

    広野字下中村(家裏) お天気に恵まれてそれなりに稔りました。
    広野字下中村(家裏) お天気に恵まれてそれなりに稔りました。
    倒伏度満点の家裏のはえぬき このままではコンバインで周り刈りが出来ないので・・・
    倒伏度満点の家裏のはえぬき このままではコンバインで周り刈りが出来ないので・・・
    向かい刈りのところは手でイネを起こしました。とほほの作業でした。
    向かい刈りのところは手でイネを起こしました。とほほの作業でした。

  • 刈り場のイネ姿

    9月27日、稲刈りも順調に進み終盤です。

    刈り取りを最後に控えた直播きのはえぬきを見て回りました。

     

    虫害で初期に茎数が取れなかったところは薄くボリュームがありません。

    また葉色が濃く茎数過多の田んぼは倒伏させて、稔りに影響しました。

    元肥が多すぎたところ、

    逆にそれでも不足したところ、

    圃場によってまちまちで、生育にばらつきが出ました。

    黒森字三番割 茎数不足、肥不足でちゃらちゃら稲
    黒森字三番割 茎数不足、肥不足でちゃらちゃら稲
    黒森字三番割 タウコギが繁茂している
    黒森字三番割 タウコギが繁茂している
    やっかいなタウコギ 
    やっかいなタウコギ 
    広野字繋沼 倒伏しているがかろうじて起きています
    広野字繋沼 倒伏しているがかろうじて起きています
    広野字田割 10aのザル田 水口周辺は補植したところ
    広野字田割 10aのザル田 水口周辺は補植したところ
    広野字田割 10aのザル田を尻から見たところ
    広野字田割 10aのザル田を尻から見たところ
    稲刈り期間中、天気に恵まれ雨が2週間も降らなかったので大きなヒビが入るほど乾いた
    稲刈り期間中、天気に恵まれ雨が2週間も降らなかったので大きなヒビが入るほど乾いた

  • 台風18号通過

    9月16日、大型の台風18号が通過していきました。

    京都嵐山で浸水するなど全国各地で大きな被害が出ました。

    倒伏しかけていた稲は見事に倒れてしまいました。

    これではもう立ち直れません。

    とほほほの台風でした。

    台風が通過したら、慣行栽培の稲刈りが始まる予定です。

    広野字下中村
    広野字下中村
    坂野辺新田字上割
    坂野辺新田字上割
    広野字繋沼
    広野字繋沼

  • 早くも倒伏!?

    出穂から2週間。

    早くも倒伏しそうな圃場が出てきました。

    相変わらず葉色が濃くて、丈も長い。

    しっかり節間も伸びているものと思われます。

    元肥が少なくなかったのに追肥も多すぎたと反省しきりです。

    しかしいったん入れてしまった肥料分は引き出すことはできません。

    今は倒伏の程度が軽く済むように祈るだけです。

    坂野辺新田字上割
    坂野辺新田字上割
    広野字下中村
    広野字下中村

  • 出穂

    8月のお盆ころ、

    直播きはえぬきが出穂を迎えました。

    移植の慣行栽培より10日遅れといったところです。

    梅雨が明けてから晴天が続くことが望まれます。


  • 葉いもち発生

    7月の梅雨空が長かったからでしょうか。

    葉いもちが散見されるようになりました。

    田んぼに入って見回ると、けっこう程度のひどいところもあります。

    出穂直前の8月12日、防除の必要な圃場にブラシン粉剤DLを散布しました。

    いもちが穂に移らなければいいのですが。


  • 穂肥散布

    雨続きだった7月。

    下旬の22日より直播きはえぬきの追肥を始めました。

    (出穂予想8月15日)

    今年は元肥を増量して10a窒素を7kg入れているため

    葉色の濃い圃場が目立ちます。

    そして生育初期で虫害などでつまづいた圃場は、

    遅直りした上に茎数不足でこれまた色が濃い。

    今年の穂肥はそれらを考慮して、10aあたり

    窒素成分で1.5kg~2.0kg追肥しました。


  • 一番生育の早いところ

    直播田いろいろある中で、もっとも生育が早いところ。

    それは家際の田んぼです。

    水持がいいのとなにより東風(ダシ風)が当たりません。

    7月2日ですでに過繁茂状態になってきました。

    広野下中村(屋敷裏)
    広野下中村(屋敷裏)

  • 漏水田対策

    田んぼは保水力があるに越したことはないのですが、

    8haも作っているといろいろな能力の田んぼがあります。

    非常に水持ちの悪い10aの田んぼがあります。(いわゆるザル田)

    今までは毎日のように水口から給水していたので、

    水口元が冷え立ちして生育不良でした。雑草のヒエもいっぱい立ちました。

    ことしは温水チューブを繋いで対応しました。

    やはり水口元はきれいには発芽しなかったのですが、

    除草剤の効きは例年よりアップしました。

     

    水持が悪いいわゆるザル田。温水チューブをつないで常時水入れしました。水口元は補植したイネ。
    水持が悪いいわゆるザル田。温水チューブをつないで常時水入れしました。水口元は補植したイネ。
    同じ圃場の発芽前の様子。(5月)
    同じ圃場の発芽前の様子。(5月)

  • イナゴ対策でトレボン粒剤

    7月はじめイナゴの幼虫大発生。

    食害の程度のひどいところを部分的にスポットで防除しました。

    7月2日、トレボン粒剤散布。

    (西百間、田割東、下中村の3箇所)

     


  • 6月下旬の稲

    6月下旬、梅雨入り前の稲姿です。

    ようやく一丁前の株になってきました。

    7月になったらこの稲が大化けしていきます。

    広野字堰西
    広野字堰西

  • 余り苗で補植

    近所の方がはえぬきの余り苗を処分するというので、

    そっくり頂いて発芽しなかった箇所に補植することにしました。

    なにしろこの時期に発芽しない、稲が無いということはその部分は

    収量が皆無ということですから、ありがたく補植させていただきました。

    補植(6月13日~19日)

    黒森の深下の圃場では、虫の被害(隣接田でヒメハモグリバエ大発生)でしょうか、

    かなりの面積に稲が生育せず、この余り苗はたいへん重宝しました。

    このような水口元の稲が無いところも補植ポイントです。
    このような水口元の稲が無いところも補植ポイントです。

  • 農業試験場で生育調査

    6月8日、県の農業試験場の安藤さんがいらっしゃいました。

    太ももの直播稲を定期的に生育調査してくださるそうです。

    栽培2年目でいろいろ試行錯誤を重ねている身にとって

    安藤さんは心強いアドバイザーになりそうです。

    食痕の被害はハモグリバエではなくイネミズゾウムシのようです。
    食痕の被害はハモグリバエではなくイネミズゾウムシのようです。
    田割の雑草は「タウコギ」だそうです。
    田割の雑草は「タウコギ」だそうです。
    比較的生育が揃っている屋敷割で、生育調査をお願いすることになりました。
    比較的生育が揃っている屋敷割で、生育調査をお願いすることになりました。

  • 代掻き次第で・・・

    6月上旬、見事にスズメノテッポウが繁茂した田んぼもあります。

    代掻きでもう一回トラクターで沈めればよかったのでしょう。

    来月になれば枯れて次第になくなっていく雑草なのですが、

    このままでは結構肥料分を吸われてしまうでしょう。

    昨年も雑草のひどいところは田んぼに入って抜いたり沈めたりしました。

    毎年繰り返すようだったら田起しまえのラウンドアップも検討しなければなりません。

    広野字上割
    広野字上割

  • イネミズ対策にシクロパック散布

    播種後しばらく経っても発芽状態が芳しくない田んぼが何枚かあります。

    いわゆる「景気が悪い」という状態です。

    発芽してから消えたというよりは、いつまで待っても発芽してこないようなところもあります。

    原因ははっきりとした確証はありませんが、

    イネミズゾウムシをはじめとする虫の害であると判断しました。

    6月7日、少々遅きに失した感はありますが、

    被害田に殺虫剤(シクロパック)を散布しました。

    播種時に同時散布で額縁状に薄く殺虫剤も散布したのですが

    効果はなかったようです。

    来年以降、虫対策をしっかりして臨まなければなりません。

    今年の春の反省点としては、田んぼが乾かなくて

    田起しの前に畦塗りが出来ませんでした。


  • 3週間経過

    5月27日、播種後3週間が経過しました。

    5月27日(広野下中村)
    5月27日(広野下中村)

  • 発芽の邪魔をするもの

    発芽後、芽が大きくなるまでいくつか障害があります。

    1、鳥害(被害が出そうな田んぼには、カラス除けのテグスを張ります)

    2、表層剥離

    3、アオミドロ

    4、浮きわら

    などです。

    浮きわらが隅に溜まるので、レーキで上げてやります。
    浮きわらが隅に溜まるので、レーキで上げてやります。
    表層剥離、暖かくなってくると必ず発生。干すだけでは不完全。雨に叩かせるか水を掛けて落ち着かせます。
    表層剥離、暖かくなってくると必ず発生。干すだけでは不完全。雨に叩かせるか水を掛けて落ち着かせます。
    こちらも隅に寄るゴミや泡。スコップで水を掛けて消します。
    こちらも隅に寄るゴミや泡。スコップで水を掛けて消します。

  • 2週間経過

    播種後およそ2週間の様子です。

    とりあえず順調のところです。

    5月22日(広野下中村)
    5月22日(広野下中村)
    5月24日(広野屋敷割)
    5月24日(広野屋敷割)
    5月24日(広野西百間)
    5月24日(広野西百間)

  • 発芽確認

    5月18日発芽を確認しました。

    播種後10日~14日なので順調です。

    除草剤散布後5日間は溜め水。その後は自然落水します。
    除草剤散布後5日間は溜め水。その後は自然落水します。
    水持ちが良すぎて減水しない田んぼではいったん強制的に落水しました。
    水持ちが良すぎて減水しない田んぼではいったん強制的に落水しました。

  • 除草剤散布

    5月14日、田んぼの尻に畦シートを張って漏水対策を講じたのち、

    水を張って除草剤を散布しました。

    除草剤は直播対応の1kg剤「オサキニ」です。

    値段は1袋3000円とサンバード並みです。

    それでも3kg剤に比べて作業は楽になりました。

    オサキニはヒエへの残効期間が長い(使用適期が長い)、

    反面アゼナ類には弱いという特徴があるそうです。


  • 田んぼの高低差

    転作跡地など田んぼの高低差が大きいところがあります。

    低いところは水はけが悪く、土が乾きにくいので稲が倒伏しやすくなります。

    反対に高いところは水がかかりにくく、乾きやすいので

    播種時に固くなりやすい。

    水がかからないので発芽が遅れる、鳥に拾われやすいなどの難点があります。

    要は田んぼの均平化、高低差をなくすることが肝要です。

     

    田んぼの低いところは窪地になっているので、乾きにくい。
    田んぼの低いところは窪地になっているので、乾きにくい。
    反対に高いところは乾いて固くなりやすい。
    反対に高いところは乾いて固くなりやすい。
    機械の車輪跡が消えません。
    機械の車輪跡が消えません。
    播いた種がばらつきやすくなります。
    播いた種がばらつきやすくなります。

  • 畦畔の端は乾く

    直播き作業は時期を急ぎます。

    早く芽を出させるためには、早く代を掻いて

    田んぼの状態をスタンバイさせたいと考えます。

    しかし水系の関係などで水が確保できないと代掻きできません。

    代掻きを急いでも周囲の田んぼにはまだ水さえ入っていないために、

    代掻き後、畦畔をはさんで隣接する田んぼから水分を吸われてしまいます。

    畦畔端の土は早く乾くために、播種機のわだちが深く残り

    その上に播かれる種籾もばらつきやすくなります。

     

    直播き圃場の団地化が理想です。

     

    畦畔際の土は早く乾いて硬くなります。
    畦畔際の土は早く乾いて硬くなります。
    落下した籾もばらつきやすくなります。
    落下した籾もばらつきやすくなります。

  • 播種

    5月5日、6日それから代掻きの関係で9日、10日と播種しました。

    品種は「はえぬき」です。


  • 発芽試験

    失敗籾を発芽試験しました。

    4箇所からサンプルを100粒抜き出して、

    育苗箱に並べてお湯(催芽機)に浮かべました。

    2日後に発芽の割合を数えて、確率のいい籾を

    A品、B品として予備として取っておくことに。

    焼いてしまった種籾がまだ全体の一部だったことは幸いでした。

    急遽はえぬきの種籾を60kg追加購入して、

    再度浸種、鉄コーティング作業をやり直しました。


  • 籾発熱!

    慣れとは恐ろしいものです。

    2年目にして鉄コーティング大失敗しました。

    酸化を促すための水を掛けすぎました。

    そして育苗箱に入れる籾の量が多すぎました。

    さらに放熱と乾燥のための積み方も間隔が狭くて

    風通しを妨げました。

    すべては2年目の慣れと、単純に効率化を進めたことが原因です。

    籾からもやもやと湯気が上がってきたのにはびっくりしました。

    触ると酸化で熱くなっています。

    急いで屋外に箱を出して冷ましましたが、

    このままでは種籾として使えなくなってしまいました。

    放熱方法はこのように。1箱の籾の量が多すぎたのと間隔が狭すぎました。
    放熱方法はこのように。1箱の籾の量が多すぎたのと間隔が狭すぎました。
    発熱した籾は屋外に出して冷ましました。
    発熱した籾は屋外に出して冷ましました。

  • 鉄粉をコーティング

    3月7日、クボタの佐藤さんをアドバイザーにお迎えして

    鉄コーティング作業を行いました。

    昨年は最後に投入していた仕上用の焼石膏を

    今年は最初に入れるように指導していただきました。

    そうすると鉄粉の乗りが良くなるそうです。

    アドバイザーはクボタの佐藤ヒロカズさんとハヤトさん。
    アドバイザーはクボタの佐藤ヒロカズさんとハヤトさん。
    今年は仕上用分の焼石膏を最初に入れます。
    今年は仕上用分の焼石膏を最初に入れます。
農事組合法人 太ももの会  山形県酒田市広野字福岡628-2 TEL.0234-92-3660 FAX 0234-92-3659