• 太もも米の四季「春」
  • 鴨は元気に働いております。

  • 種籾をお湯で殺菌

    雪が融けて春になると、まず種もみの準備をします。
    温湯殺菌です。
    メッシュの袋に入れた種籾を、60度のお湯に9分間入れて、

    バカ苗病菌など雑菌を死滅させます。
     

    お湯から出した種籾は、すみやかに水で冷やして水槽に入れます。
    専用の水槽で殺菌できるのは、1回で10キロの種籾。
    山のように積まれた種子(1袋20キロ入り)を殺菌するのは、まる2日はかかります。
    単調ですが、大切な作業です。

    太ももでは農薬を使わずに、

    種籾の殺菌にはお湯を使っています。

    60度のお湯に9分間漬けます。
    60度のお湯に9分間漬けます。
    種籾はメッシュの袋に入れます。品種ごとに袋の色を違わせています。
    種籾はメッシュの袋に入れます。品種ごとに袋の色を違わせています。
    殺菌後、速やかに水で冷やします。(発芽不良を防ぐ)
    殺菌後、速やかに水で冷やします。(発芽不良を防ぐ)

  • 浸種(しんしゅ)

    お湯で殺菌した種籾は、長時間水に浸けます。


    発芽に必要な水分を吸収するためです。


    水温の積算で、だいたい3週間は浸種します。


    大きめの水槽に張られた水は、途中3~4回交換します。


    水の中の種籾は発芽の準備をしています。


    4月になると発芽の作業をします。
     

    年によっては水槽に何度も氷が張ります。
    年によっては水槽に何度も氷が張ります。

  • 催芽(さいが)

    3週間充分に水に浸した種籾。
    今度はいよいよ芽を出させます。

    水槽に32度のお湯を循環させて、種籾を温めます。

    真ん中に立っているのが温水ヒーターです。
    32度に設定すると、サーモが働いて自動的にお湯を循環させてくれます。

    水槽に入っている品種は「コシヒカリ」と「つや姫」と「でわのもち」
    品種によって芽の伸びの速さが違います。


    「でわのもち」は翌朝には、もう充分に伸びています。
    「コシヒカリ」も翌日午後にはOKでしょう。

    (目標とする理想の芽切れ・・・・・2~3mmの鳩むね状態)


  • 種まき

    育苗箱に種を播いていきます。

    箱は田植え機に載せるサイズ(30×60)で、

    あらかじめ肥料を混ぜた床土を入れておきます。

    機械は専用の播種機です。

    ベルコンに箱を載せてやると、

    水→種籾→覆土の順で床土の上に落ちていきます。

    品種の切り替わりには特段の気遣いが必要です。

     


  • 畦(あぜ)塗り

    田植えに向けて田んぼの準備をします。

    田んぼの周囲はぐるりと畦畔(けいはん)に囲まれています。

    ねずみ穴などから水が漏れるのを防ぐため、

    畦を塗って畦畔を高くします。

    トラクターに専用のアタッチメントを装着して、

    片側100mを10分程度で仕上げます。


  • 肥料散布

    田起こしの前に元肥を散布します。

    元肥は有機質100%の肥料です。

    チッソ、リンサン、カリのほかミネラルや微量要素の補給も心がけています。

    元肥はぼかし肥料の放線有機。
    元肥はぼかし肥料の放線有機。
    放線有機は大粒に加工してあり機械で振りやすい形状です。
    放線有機は大粒に加工してあり機械で振りやすい形状です。

  • 田起こし・代掻き

    田植えをするためには、田んぼの表面を平らに柔らかくしなければなりません。

    まず田んぼの表面の土を砕いて(田起こし、耕起)、

    水を入れて代を掻きます。(代掻き)

    ゴールデンウィーク頃は、トラクターで代掻き作業に追われます。

    このあといよいよ田植えです。

    トラクターのロータリー爪で、深さ12~15cmくらい土を起こします。
    トラクターのロータリー爪で、深さ12~15cmくらい土を起こします。
    用水路に水が流れてきたら、田んぼに水を入れます。
    用水路に水が流れてきたら、田んぼに水を入れます。
    トラクターに代掻き用ハーローを装着、攪拌していきます。
    トラクターに代掻き用ハーローを装着、攪拌していきます。
    代掻きすると田んぼが平らになって、漏水が少なくなります。これで田植えの準備OKです。
    代掻きすると田んぼが平らになって、漏水が少なくなります。これで田植えの準備OKです。

  • 田植え

    5月上旬、いよいよ田植えです。

    野良には田植え機やトラックや人が出てきて、

    この時期田んぼは活気付きます。

    苗は緑鮮やかに丈12cmくらいに成長しています。

    田植え機で一株5~6本づつ移植された早苗は、

    田んぼに伸び伸びと根っこを張っていきます。

    田植えの後は田んぼに水を張って、苗の保温に努めます。

    苗運びに田植え機への補給、田植えは多くの人手を必要とします。
    苗運びに田植え機への補給、田植えは多くの人手を必要とします。
    この時期、鳥海山には「種まき爺さん」の雪形が現れます。
    この時期、鳥海山には「種まき爺さん」の雪形が現れます。
    土手に咲く菜の花も満開です。
    土手に咲く菜の花も満開です。
    東京世田谷の三田精米店より、大輔君が手伝いに来てくれました。
    東京世田谷の三田精米店より、大輔君が手伝いに来てくれました。

  • 鴨ネット張り

    田植えが済んでほっとするのもつかの間、

    今度は有機(コシヒカリ)の田んぼに鴨を入れる準備です。

    まず田んぼの周囲をぐるりとネットで囲います。

    鴨が外に逃げないためと、外敵から鴨を守るためです。

    空から来る外敵(カラスなど)には、テグス糸を張って対応します。

    専用ネットの片方の裾を泥の中に埋めていきます。
    専用ネットの片方の裾を泥の中に埋めていきます。
    ネットは支柱に麻ひもで結わえます。
    ネットは支柱に麻ひもで結わえます。
    さらに支柱には防鳥糸を張ります。
    さらに支柱には防鳥糸を張ります。

  • 鴨を放す

    有機栽培の田んぼでは鴨たちが活躍します。

    田んぼの害虫や雑草を食べてくれるのです。

    また水や泥を攪拌してくれることによって雑草が生えにくくなったり、

    株元が刺激されることによって稲の生育が良くなる効果もあります。

    鴨は孵化後10日~14日くらいのマガモの雛です。(鴨やさんから購入)

    あらかじめハウスで水慣れさせて、羽に油が乗ったら田んぼに放します。

    広い田んぼに放たれた鴨たちは、元気に虫などの餌をついばみます。

    田んぼに鴨を放している期間は6月上旬から7月始めまでの約1ヶ月間。

    この期間、カラスや狸など外敵から鴨を守るためたいへん気を使います。

    鴨の雛は一晩ハウスで水慣れさせてから、田んぼに放します。
    鴨の雛は一晩ハウスで水慣れさせてから、田んぼに放します。
    田んぼ10a当りおよそ10羽が目安です。
    田んぼ10a当りおよそ10羽が目安です。
    鴨を放す日は暖かく天気がいい日を選びます。
    鴨を放す日は暖かく天気がいい日を選びます。
    鴨は田んぼをゆうゆうと泳ぎ回って、虫を取ったり忙しく動き回ります。
    鴨は田んぼをゆうゆうと泳ぎ回って、虫を取ったり忙しく動き回ります。
農事組合法人 太ももの会  山形県酒田市広野字福岡628-2 TEL.0234-92-3660 FAX 0234-92-3659